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「痔(じ)かもしれない」と悩んでいる一方で、我慢して放っておかれる方も多いのではないでしょうか。ひと言で痔といっても、「いぼ痔」「切れ痔」「痔ろう」の3種類があり、手当ての仕方が異なるので、早く診断を受けて正しい手当てをすることが大事です。
◎「いぼ痔」では、排便時にポタポタと出血する、肛門からいぼのようなものが飛び出す、というような症状があります。便秘がちの人、長時間座って仕事をする人、妊娠、出産の経験のある人に多く見られます。
薬には座薬と軟こうがあり、肛門から挿入しますが、いずれも出血や腫れ、痛みを抑える作用があります。いぼ痔が脱出するようになった場合などには、手術が行われます。
◎「切れ痔」では、排便時に強い痛みがあり、排便後もしばらく強い痛みが続く、少量の血液がトイレットペーパーに付くこともある、というような症状があります。硬くなった便をいきんで出すことによって、肛門の一部が切れたり、裂けたりするためです。便秘がちの人、括約筋の緊張が強い若い人に多く見られます。
治療には、軟こうと便を軟らかくする軟便剤(内服薬)が用いられますが、慢性化した場合は、手術が行われます。
◎「痔ろう」では、お尻にしこりがある、肛門の周囲のお尻に膿(うみ)が出る、などの症状があります。お尻がべたつき、下着が汚れたりします。男性や下痢症のある人に多く見られます。痔ろうは薬だけでは治りません。痔ろうを治すには、手術が必要になります。
なお全部に共通することですが、肛門からの出血は、大腸がんやポリープで起こることもあるので、出血があった場合には、必ず医療機関を受診するようにしてください。
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